2018/04 新年度を迎えて、ちょっと振り返ってみた。
私は30才で異業種からメーカーに転職した。
今の会社は何万人単位の会社で、もちろん全員の顔なんて把握できない。前職は千人もいないところだったので、何年も勤めてると、だいたいこの人はこの部署にいて今はここで、みたいなことが把握できた。概ね気心も知れてるし、仕事はすごくやりやすかった。
現職では、後工程はお客様、とよく言われるが、仕事を進める人がみんな顔見知りの前職とは全然違う感覚だ。前職ではみんなが1つの目標に向かってなんとなく働いてるかんじがあったけど、現職は人や範囲が広くてよくわからない。前職では慮れていたことが現職ではなかなか難しい。
人が多くて部署も多いので、〇〇を統括する〇〇がさらに統括する、なんてダブりもでてくる。無駄では?なんて思うけど、範囲が広すぎて収拾がつかなくなるだろう、省略できない。
意思決定のスピードはそんなに変わらないけど、話を取りまとめるのにはもちろん組織が小さい方が早い。色々な部署にお伺いをたてないといけないし、仕事が細分化されているので、あれ?これがこんなこのに繋がってるの?!!なんてことは茶飯事だ。まぁ前職もよくあったけど、5年もいればだいたい理解した。
前職は円満退社で、人間関係も良く、それなりに積み上げてきたものもあった(と思う。)
現職はまだまだで、もちろんやりづらいことが
多々ある。正直、ちょっと人間関係に悩みがある。でも、転職を後悔したことない。やってみないとわからないから、それは後悔ではない。よく転職前の不安として、後悔するのでは?なんてのが挙げられるけど、結果なんてわからないんだから、十分検討の上やれば良い。巷でよく言われてることだが、やってみたことのある人しかわからない感覚なのかな、と思う。もちろん転職前の私は、やったことのない人だったから、初めての感覚だ。十分に検討したと思えたら、その時点でのそれ以上良い選択は無いのだから、納得できる。人によっては直感で動く方が良いという人もいるが、私は十分検討したい派だ。
私は、子供の頃から漠然と、自分は普通にちょっと良い大学に行って、ちょっと良い会社に新卒で入って、普通に結婚して、家を建てて、子供産んで、育てて、定年して、死んでいくと思ってた。29歳まで、大真面目にそう思っていた。人生ってそんなに面白くなくて、ただ過ごす日常にちょっとやそっとの起伏がある、というような。
でも、人生ってもっと自由で、好きに生きていいんだな、と考えるようになった。
この転職もそうだし、
今のだんなとの出会いがそうさせた気がする。
海の見える家に住んでみたいと言って、職場から離れて本当に海の真ん前に住んでみた。地震がきたら津波が、とか、潮風に部屋がやられる、砂がはいってくる、とか、通勤時間が長くなることには、通勤なめてるとか言われたりした。えいやで住んでみたら、全然快適だし、通勤も90分弱かかるけど本読んだりネットまたりまぁまぁ楽しい。もちろん座れないけど。
引っ越しが好きだが、大人になったら家を買って同じ場所に住まないといけないと思いこんでいた。でも一生賃貸という選択肢もあると知った時、ああ、これだと光が差した。そしてなによりだんなも賛同してくれていることが、心強い。
30歳で転職なんて、雇ってもらえないし産休育休もすぐにとれないよ、なんて言われたけど、そんなことはなかった。子供はまだだけど、普通にとれる。
アラサーにして、自己啓発本に書いてあるようなことを、自分の経験を通して実感したのだった。
起業準備してる友人に、私には絶対できないから本当にすごいと思う、なんて数ヶ月前の私は言ったけど、実はそうでもないかもしれない。
なんて。
いくつになっても、今が一番若い!
時々こういう独白もブログに入れていこうと思う。
上々!